彼の元ライブドアの社長は、いつも「想定の範囲内です。」と言っていた。想定してないときでも使っているように見えた。東日本大震災でメルトダウンした福島第一原発では、「想定外の津波でこんなことになってしまった。」という言葉を流行らせてしまった。
2,3年会社に居れば、会社や業界の風土を身につけてくるものだ。日々何もしていないわけではないし、たくさんの失敗をし、それを繰り返さないように仕事全体を理解できるように自分を取り巻く枠組みを再構築しながら、ベテランになっていく。定型のルーチンが多いのに、「想定外」だと言うのであれば、それは自分のやるべき仕事について考えていないと言えるのではないだろうか?
失敗をし、同じ注意を受けながら同じ過ちを犯していく。聞いただけで分かった顔をしている。ちょっと構造を組み替えて質問すると何も返ってこない。思いついたイメージの善し悪しを判断する訓練ができていない。かつて在籍していた専務の口癖は「これでいいと思っていないか?」だった。
加減乗除がたやすくできるようになるために膨大な反復訓練をしたはずだ。身につけるということは、膨大な回数の反復をしながら体に意味を染みこませていくことだと思う。
人類は中世の呪縛から抜け出て、20世紀の終わり頃まで合理性を追求してきた。
それは迷信などに依存するのではなく、科学的な知識を基礎として考えていく態度であったと思う。
知の質は問われている。人間80年そこそこの寿命で産業革命以降蓄積された膨大な知に対して眺めることしかできないのだろうか。
それとも、
「ピーターパン症候群とは、社会人になっているにもかかわらず、心が子供の
ままである心理的な病気である。」
「女性の場合、シンデレラ症候群といい、「いつか白馬にまたがった王子様が
迎えに来てくれる」と信じるように、決してかなわない現実離れした幸せな
家庭を信じきってしまう心理的な病気がある。」
http://skillstorage.com/kei/kei/146.txtというような問題なのだろうか?
現実感や存在感の希薄さなのだろうか?